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モルタルとジョリパット外壁の違いとは?特徴・メンテナンスを解説

塗り替えコラム 2025.04.05 (Sat) 更新

外壁リフォームを検討する際に、モルタルとジョリパット、どちらを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
どちらも耐久性のある外壁材ですが、それぞれに特徴があり、最適な選択は家の状況や好みによります。
今回は、モルタル外壁とジョリパット仕上げの違いを比較し、それぞれのメンテナンスについても解説します。

モルタルとジョリパットの違いとは?

モルタル外壁の特徴

モルタル外壁は、セメント、砂、水などを混ぜ合わせた材料を職人が塗り重ねて造られる外壁です。
独特の風合いと高いデザイン性が魅力で、耐火性や断熱性にも優れています。
スタッコ仕上げやリシン仕上げなど、様々なデザインが可能です。
しかし、ひび割れが発生しやすいことや、施工期間が比較的長い点がデメリットとして挙げられます。
また、セメント自体には防水性がないため、塗膜によって水分から守られています。

ジョリパット仕上げの特徴

ジョリパット仕上げは、モルタル外壁を下地として、ジョリパットという塗り壁材を塗って仕上げる方法です。
180種類以上のカラーと100種類以上のパターンがあり、デザイン性の高さが特徴です。
モルタル外壁に比べてひび割れしにくく、適切なメンテナンスを行えば50~60年の耐用年数を持つと言われています。
継ぎ目がなくシームレスな仕上がりになるのも魅力です。

モルタルとジョリパットの比較表

項目 モルタル外壁 ジョリパット仕上げ
材料 セメント、砂、水など モルタルを下地とした塗り壁材
デザイン性 高い(様々な仕上げ方法がある) 極めて高い(豊富なカラー・パターン)
耐久性 比較的高い 高い(適切なメンテナンスで50~60年)
ひび割れ 生じやすい 生じにくい
施工期間 長い モルタルより短い
メンテナンス 定期的な塗装が必要 定期的な塗装が必要

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モルタル外壁とジョリパット仕上げのメンテナンス

モルタル外壁の塗装メンテナンス

モルタル外壁は、セメントの防水性がないため、定期的な塗装メンテナンスが不可欠です。
塗膜の劣化は、防水性の低下、ひび割れの発生、雨水の浸入などにつながります。
メンテナンス頻度は約10年程度を目安としますが、地域や建物の状態によって異なります。
塗膜の剥がれやチョーキング(白い粉がつく)などの症状が見られたら、早めの塗装工事が必要です。

ジョリパット仕上げの塗装メンテナンス

ジョリパット仕上げは耐久性が高いものの、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
塗膜が劣化すると、防水性が低下し、汚れが付きやすくなったり、カビやコケが発生しやすくなります。
メンテナンス頻度は約10年程度が目安ですが、外壁の状態を定期的に点検し、必要に応じて塗装や補修を行うことが大切です。
高圧洗浄を行う際には、適切な水圧で行う必要があります。
また、透湿性に劣る塗料の使用は避けるべきです。

それぞれのメンテナンス頻度と注意点

モルタル外壁とジョリパット仕上げ、どちらも定期的な塗装メンテナンスが必要です。
目安はどちらも約10年ですが、実際の頻度は建物の状態や環境によって異なります。
早めの点検と適切なメンテナンスで、外壁の寿命を長く保ちましょう。
ジョリパット仕上げでは、高圧洗浄の水圧や塗料の選定に注意が必要です。

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まとめ

モルタル外壁とジョリパット仕上げは、どちらも耐久性のある外壁材ですが、デザイン性やメンテナンスの点で違いがあります。
モルタルは多様なデザインが可能ですが、ひび割れに注意が必要です。
ジョリパットはデザイン性が高く、ひび割れしにくいのが特徴です。
どちらも定期的な塗装メンテナンスが必要で、その頻度は約10年程度を目安としますが、建物の状態によって異なります。
それぞれの特性を理解し、家の状況に合った適切な選択とメンテナンスを行いましょう。