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外壁塗装、屋根塗装のベストタイミングは?注目すべき劣化症状や時期の目安などを紹介!

塗り替えコラム 2023.05.06 (Sat) 更新

外壁塗装、屋根塗装のベストタイミングは?注目すべき劣化症状や時期の目安などを紹介!

 

【外壁塗装】

外壁は日々紫外線や風雨にさらされており、時間の経過とともにどんどん劣化していきます。
外壁の美観や住宅の機能性を維持するためには、定期的に塗装を行う必要があるのですが、
「どのタイミングで塗装すればいいの?」
と悩んでいる方もたくさんいるでしょう。

そこでこの記事では、外壁塗装のメリットやデメリット、塗装を行うべきタイミングについて詳しく解説していきます。

 

外壁塗装

 

外壁塗装のメリット、デメリット

この記事を見ている方の中には、
「そもそも外壁塗装ってやらなきゃダメなの?」
という疑問を抱えている方もいるでしょう。

そのような方に向けて、まずは外壁塗装のメリットとデメリットについてご紹介していきます。

 

メリット

 

外壁塗装のメリットは、大きく分けると3つあります。
それは、
・美観を維持できること
・住宅の価値を維持しやすくなること
・遮熱や防水機能などを付加できること
です。

外壁塗装を行うことによって、住宅の外観が一新されますので、新築のような美しい見た目に戻せるようになります。
また、外壁塗装を行うことによって、建物自体を保護できるようになりますので、住宅の価値を維持しやすくなるのです。
さらに、外壁塗装で使用する塗料の中には、
・遮熱機能
・防水機能
・セルフクリーニング機能
などを持っているものもあり、これらの機能を付加することによって、生活の快適性を向上させやすくなります。

 

デメリット

外壁塗装を行うデメリットはたった1つ。
コストがかかることです。

外壁塗装のコストは、使用する塗料や塗装面積、依頼する業者によって変動するため一概には言えませんが、基本的には数十万円単位の費用がかかります。
外壁塗装の費用相場について詳しく知りたいという方は、こちらの記事をご参考ください。
(費用相場の記事の内部リンク推奨)

 

外壁塗装ってどのタイミングでやればいい?

 

外壁塗装は築10年を目安に行うのが良いと言われています。
なぜなら、日本の住宅の約8割には、窯業系サイディングボードと呼ばれるセメントを主成分にした壁在が使われているからです。

この壁在の防水機能は、5年から7年となっています。
防水機能を持続させるためには、再塗装が必要になるのです。

また、窯業系サイディングボード以外の壁在も、5年から7年前後で防水性能が切れてしまうため10年を目安に外壁塗装を行うことをおすすめします。

ただし、築10年というのはあくまでも目安であり、場合によってはこのタイミングを待たずに塗装を行わなければならないケースもありますので注意しましょう。

 

外壁塗装を検討すべき劣化症状とは?

 

外壁塗装

 

では次に、外壁塗装を検討すべき劣化症状をいくつか紹介していきます。
これから紹介する劣化症状が現れた場合、築10年が経過していなくても塗装を行った方が良いため、早めに専門業者に相談しましょう。

 

・チョーキング
チョーキングというのは、塗料の劣化が原因で起こる症状のことです。
外壁を手で触った時に、チョークのような粉が付いた場合、チョーキング現象が起きていると判断できます。
チョーキングを放置していると、
・塗膜の剥がれ、膨らみ
・外壁のひび割れ
・カビ、シロアリの発生
・雨漏りの発生
などに繋がりますので、できるだけ早く外壁塗装を行いましょう。

 

・色褪せ
外壁の色褪せが目立ってきた場合は、塗り替えを検討した方が良いです。
美観が損なわれるというのも理由の1つですが、外壁の色褪せが起こるということは、塗膜劣化が始まっている証拠でもあります。

「今すぐにやらないとダメ!」
と言うほどの症状ではありませんが、放置しているとどんどん劣化が進んでいきますので、少しずつ外壁塗装の準備を進めていくことをおすすめします。

 

・塗膜の膨れや剥離
塗膜の膨れや剥離が起こっている場合、外壁塗膜が劣化しています。
この状態を放置していると、雨水などが外壁内部に侵入して、ひび割れや雨漏りを引き起こす可能性が高くなりますので、早急に外壁塗装を行いましょう。

 

・クラック
クラックというのは、簡単に言えば外壁のひび割れのことです。
専門用語では、
・幅3mm以下→ヘアークラック
・幅3mm以上→構造クラック
と呼びます。

ヘアークラックの場合、緊急度はそこまで高くありませんが、構造クラックが起こっている場合は雨水の侵入やカビの原因になりますので、早急に対処しなければなりません。

 

・シーリング材の剥がれやひび割れ
シーリングというのは、サイディング材の継ぎ目のことで、サッシや窓周りに注入されているゴム材を指します。
シーリング材の剥がれやひび割れは、外壁材が劣化する原因となります。
このような症状が見られた場合は、早急に外壁塗装を行わなければなりません。

放置していると、外壁塗装では対処しきれず、大規模な修繕を行わなければならなくなってしまうこともありますので、できるだけ早く専門業者に相談しましょう。

 

外壁塗装はどの時期にやればいい?

では最後に、外壁塗装を行う時期別のメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。

 

・春に外壁塗装をするメリット、デメリット
春は外壁塗装にピッタリの季節です。
天候が安定しており、湿度も外壁塗装に適していますので、塗料が乾きやすく、作業もスムーズに進みます。
ただし、このシーズンは多くの方が外壁塗装を検討しますので、予約が取りにくくなってしまうケースもあるのです。

「どうしても春に外壁塗装を行いたい」
という方は、余裕をもって3か月前を目安に業者に相談することをおすすめします。

 

・夏に外壁塗装をするメリット、デメリット
夏は気温が高いため、外壁塗装に適していると思われがちですが、意外と作業が難航する季節でもあります。
なぜなら、ゲリラ豪雨や台風などが起こりやすいからです。
外壁塗装は雨が降っていると行えず、作業が延期になります。

そうなれば、完成までの期間がどんどん伸びてしまいますので、
「できるだけ早く作業を終わらせてほしい」
と考えている方は、別の時期を選んだ方が良いかもしれません。

とはいえ、他の季節と比べると予約が取りやすい時期になりますので、あえて夏場に依頼するというのも1つの方法と言えます。

 

・秋に外壁塗装をするメリット、デメリット
秋は春同様天候が安定していますので、外壁塗装に適したシーズンと言えます。
ただ、秋になると、
「年内に外壁塗装を終わらせて、気持ちよく新年を迎えたい」
という方が増えますので、春よりも依頼件数が増える傾向にあります。
そのため、春よりも少し余裕をもって準備を進めていくことが大切です。

さらに、秋は台風シーズンということもあり、運悪く作業日が台風と重なってしまうと工期が伸びてしまいますので注意してください。

 

・冬に外壁塗装をするメリット、デメリット
冬は気温が大幅に低下しますし、雪や霜の影響を受けますので、外壁塗装に最適の季節とは言えません。
また、日が短いため作業が遅れたり、工期が伸びたりするケースもあります。

とはいえ、冬は夏同様閑散期となりますので、比較的予約が取りやすいです。
このようなことから、
「すぐに外壁塗装に取り掛かってほしい」
と考えている方には最適と言えます。

ただし、冬の外壁塗装は難易度が高いため、腕の良い職人が在籍している優良業者を慎重に探していきましょう。

 

【屋根塗装】

住宅のメンテナンスを検討している方の中には、
「屋根塗装ってどのタイミングで依頼すればいいのかな?」
という疑問を抱えている方もたくさんいるでしょう。

 

屋根塗装

そこでこの記事では、屋根塗装を行うメリットやデメリット、適切なタイミングや時期の目安について詳しく解説していきます。

 

屋根塗装を行うメリット、デメリットは?

では早速、屋根塗装を行うメリットとデメリットから詳しく見ていきましょう。

メリット

屋根塗装を行うメリットは、
・美しい見た目を維持できること
・防水性能の低下を防げること
上記2つです。

屋根塗装はどちらかというと後回しにされがちですが、外壁よりも紫外線や風雨の影響を受けやすいため定期的に塗装を行わなければなりません。

放置していると、美観が損なわれるだけでなく、住宅の耐久性に影響が出てしまうこともありますので注意しましょう。

 

デメリット

屋根塗装を行うデメリットは、
・費用がかかること
・屋根自体が劣化している場合は意味がないこと
です。

屋根塗装には数十万円単位の決して安くない費用がかかります。
また、すでに何度も塗装している場合や、何十年もメンテナンスをしていない場合などは、屋根自体が劣化してしまっている可能性があり、その場合は葺き替えや重ね葺きが必要になるケースもあります。

既に劣化が進んでいる屋根に塗装を行ってもあまり効果には期待できませんので、専門家に相談したうえで最適なメンテナンス方法を考えていきましょう。

 

屋根塗装はどのタイミングでやればいい?

屋根塗装の目安は、築10年が経過したタイミングと言われています。
なぜなら、住宅に使われる塗装が必要な屋根材の耐久年数が大体10年前後だからです。
もちろん、中には20年近く持つ屋根材もありますが、先ほども解説したように、屋根は外壁よりも紫外線や風雨によるダメージを受けているため、基本的には10年が目安と言われているのです。

ただし、築10年というのはあくまでも目安であり、場合によってはもっと早くやらなければならないケースもありますので、臨機応変に対応していきましょう。

 

・屋根塗装のベストタイミングとは?
では次に、屋根塗装を行うべきタイミングをいくつか紹介していきます。
これから紹介する劣化症状が起こっている場合、10年を待たずに屋根塗装及びメンテナンスが必要になりますので、できるだけ早く専門業者に相談しましょう。

 

・屋根のひび割れが起こっている時
屋根のひび割れが起こっている場合、屋根の劣化がかなり進んでいる可能性が高いです。
初期段階であれば、屋根塗装を行いながら部分的な補修を行うことによって、劣化を食い止められるケースもあります。

ひび割れを放置していると、内側に水が侵入してしまい、雨漏りの原因となりますので、できるだけ早く対処しなければなりません。
とはいえ、屋根は人間の視線よりも高い部分にありますので、ひび割れを見つけるのは中々難しいです。

発見しにくい部分のひび割れをいち早く見つけるためにも、信頼できる業者を見つけて定期的に点検してもらうことをおすすめします。

 

・雨漏りしているorしそうな時
雨漏りが発生している場合や、しそうな場合は屋根が持つ防水性が失われている可能性があります。
早い段階であれば、屋根塗装で雨漏りを食い止めることも可能です。

雨漏りを放置してしまうと、屋根塗装では対処できず、葺き替えやカバー工法などが必要になるケースもあります。
そうなると、屋根塗装以上に費用がかかってしまいますので、異変があった場合はすぐに専門業者に相談しましょう。

 

・コケやカビ、汚れが目立つ時
コケやカビ、汚れが目立つ場合も、屋根塗装をするべきタイミングと言えます。
特に、
・粘土瓦
・アスファルト寝具
などの屋根材を使っている場合は注意が必要です。

コケやカビ、汚れというのは美観を損ねるだけでなく、悪臭の原因にもなりますので、これらが目立ってきた場合はできるだけ早く屋根塗装を行いましょう。

 

・色褪せや変色がある時
屋根の色褪せや色の変化は、劣化の初期段階です。
屋根は紫外線や風雨の影響をもろに受けますので、基本的にはどの屋根材も色褪せや変色が起こります。
色褪せや変色を放置していると、美観を損なうだけでなく、屋根材が持つ防水性が低下して雨漏りに繋がるケースもあるのです。

特に何の症状も出ていない場合、そこまで緊急度は高くありませんが、心配な方は業者に相談しましょう。

 

屋根塗装のタイミングを屋根材別に紹介!

 

屋根塗装

 

では次に、屋根材別のメンテナンス時期目安について詳しく解説していきます。

・スレート屋根
スレート屋根は、価格が安く、施工性に優れていることから、日本の住宅ではよく使われています。
ただ、汚れが付着しやすく、割れやすいという性質を持っているため、定期的に塗装及びメンテナンスが必要です。

スレート屋根の塗装時期目安は、7年から12年ですが、先ほど紹介した症状が出ている場合は目安時期を待たずに塗装するのがおすすめです。

 

・セメント瓦
セメント瓦は、防水性や耐久性が低いため、定期的に塗装を行って機能性を維持していく必要があります。
屋根塗装を一切行わなかった場合、塗膜が剥がれてひび割れなどに繋がります。
セメント瓦のメンテナンス時期は10年前後が目安です。

 

・ガルバリウム屋根
近年主流となっているガルバリウム屋根は、軽量且つメンテナンス性に優れている屋根材です。
他の金属系屋根よりも錆びにくく、正しくメンテナンスを行えば耐久性をしっかりと維持できます。
ガルバリウム屋根の塗装目安は10年前後であり、20年が経過したら葺き替えもしくは重ね葺きを行うのがおすすめです。

 

・トタン屋根
トタン屋根は、戦後に流行した屋根材となっており、現在の一般住宅にはあまり使われていません。
トタン屋根は価格も安いですが、耐久年数も10年前後とかなり短いため、こまめにメンテナンスを行う必要があります。

時期の目安は5年から10年前後となっていますが、錆びが発生すると急速に広がりますので、異変を感じたらすぐに塗装を行うようにしましょう。

 

屋根塗装におすすめの時期っていつ?

屋根塗装に限った話ではありませんが「塗装工事」には、天候が物凄く重要です。
雨が降っていると塗料が乾かないため、工事ができません。
また、雨が降っていなくても湿度が高い時や、霜が降りている時などは作業ができませんので注意が必要です。

このようなことから考えると、屋根塗装に適したシーズンは天候が比較的安定する春、もしくは秋と言えます。
ただ、このシーズンや塗装業者の繁忙期でもあり、とにかく予約が混み合います。

場合によっては、予約がかなり先になったり、費用が高くなったりすることもありますので、
「最適シーズンに屋根塗装を行いたい」
という方は、3か月前を目安に相談及び予約をしておくのがおすすめです。

 

まとめ

外壁塗装を行うことによって、住宅の美観や価値を維持できるようになります。
また、新たな機能を付け加えることも可能ですので、一石二鳥と言えるのです。
外壁塗装の目安は築10年と言われていますが、今回紹介した劣化症状が起こっている場合は、10年を待たずに塗装を行う必要があります。

「これくらい大丈夫」
と言って、外壁の劣化を放置していると、雨漏りやシロアリの発生などに繋がり、生活に支障が出てしまう可能性が高くなりますので注意しましょう。

また、劣化が進むと外壁塗装だけでは対処しきれず、さらに大掛かりなメンテナンスが必要になります。
そうなれば、より高額な費用がかかってしまいますので、できるだけ早めに対処することを強くおすすめします。