外壁塗装の高圧洗浄でよくあるトラブルと対処法!水道代の目安も紹介!
外壁塗装の高圧洗浄でよくあるトラブルと対処法!水道代の目安も紹介!
外壁塗装をする際は、高圧洗浄を行う必要があります。
高圧洗浄は、仕上がりを良くするための必須作業なのですが、トラブルが多いのも事実です。
そこでこの記事では、高圧洗浄でよくあるトラブルと対処法について詳しく解説していきます。
また、高圧洗浄にかかる水道代の目安についても紹介しますので、外壁塗装を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
外壁塗装時に行う高圧洗浄について
まずは、外壁塗装時に行う高圧洗浄の必要性と、水道代の目安について詳しく見ていきましょう。
・必要性
高圧洗浄は、外壁に付着したコケやホコリ、古い塗膜などを落とす目的で行われます。
中には、
「高圧洗浄を行わず、そのまま外壁塗装をしても良いのでは?」
と感じる方もいると思いますが、コケやホコリ、古い塗膜が付着した状態で外壁塗装を行うと、色ムラや塗膜の剥がれに繋がってしまうのです。
このようなことから、高圧洗浄は外壁塗装における必須作業と言えます。
・水道代の目安
高圧洗浄では、1時間あたり大体600リットル程度の水を使います。
水を使うということは、当然水道代がかかるということですが、高圧洗浄にかかる水道代は依頼者が負担することになります。
1時間に600リットルと聞いて、
「水道代が高額になるのでは?」
と感じる方も多いと思いますが、1回の高圧洗浄で必要な水道代は1,000円から2,000円前後ですので、そこまで高額な費用がかかるわけではありません。
外壁塗装の高圧洗浄でよくあるトラブルと対処法
では次に、外壁塗装の高圧洗浄でよくあるトラブルとその対処法について詳しく見ていきましょう。
・室内に水が入った
高圧洗浄時に最も多いのが、室内に水が入ったというトラブルです。
室内に水が入る原因は、大きく分けると2つあります。
1つ目は、依頼主が窓やドアを閉め忘れたことが原因で水が浸入するパターンです。
高圧洗浄は、その名の通り強い水圧で洗浄を行いますので、窓がわずかに空いているだけでも水が入ってきてしまいます。
2つ目は、外壁塗装業者の水圧調整ミスが原因で室内に水が入るパターンです。
高圧洗浄は、常に一定の水圧で行うわけではなく、外壁の状態によって水圧を変える必要があります。
この調整作業を怠ったり、ミスをしてしまったりすると室内に水が入ってしまうのです。
室内に水が入ってしまった場合は、原因がどちらにあるかは一旦置いておき、ひとまず作業を中止して、適切な処置を行ったうえで作業を再開してもらいましょう。
・近隣からクレームが入った
高圧洗浄を行う際は、エンジンが付いた専用の機械を使用します。
そのため、作業中はどうしてもエンジン音が発生してしまいます。
このエンジン音が原因で、近隣からクレームが入ってしまうことも多いです。
また、水の放出音や壁にぶつかる音に対してクレームが入るケースもあります。
そんな時は、業者と一緒にできるだけ早く謝罪に行き、丁寧に状況を説明して納得してもらう必要があります。
放置していると、近隣との関係がこじれてしまう可能性が高くなりますので注意してください。
・外壁の汚れを落としきれなかった
先ほども解説したように、高圧洗浄は外壁塗装の仕上がりを左右する重要な作業です。
経験と知識が豊富な優良業者は、外壁に付着した古い塗膜や汚れを丁寧に落としてくれますが、技術力が伴っていない業者の場合、汚れを落としきれないケースがあります。
ただ、この状態で外壁塗装を行うと色ムラや塗膜剥がれの原因になりますので、高圧洗浄が終わった段階で業者と一緒に状態を確認し、お互いが納得したうえで次の作業を行うようにしましょう。
高圧洗浄のトラブルを回避するコツ
では次に、高圧洗浄のトラブルを回避するコツについて詳しく解説していきます。
作業前に全ての窓を閉めておく
高圧洗浄を行う際は、必ず業者が一声かけてくれます。
そのタイミングで、家全体の窓やドアが閉まっているかを確認するのがおすすめです。
先ほども解説したように、高圧洗浄ではかなり強い水圧で水を放出しますので、少し隙間が空いているだけでも室内に水が入ってきてしまいます。
室内に水が入ってしまうと、壁や床に染み込んだり、家具などが濡れてしまったりと後始末がかなり大変になりますので、必ず戸締りを確認するようにしましょう。
近隣に挨拶をする
高圧洗浄を行う際は、近隣に配慮する必要があります。
外壁塗装を行う際は、業者が営業回りもかねて近隣に挨拶をすることがほとんどですが、業者に任せきりにせず、時間を見つけて近隣に挨拶を行うことによって、高圧洗浄をはじめとする各種作業における騒音なども多めに見てもらえる可能性が高くなります。
挨拶をするのとしないのでは、近隣からの印象も大きく違ってきますので、時間を見つけて足を運ぶのがおすすめです。
外壁の割れを事前に確認しておく
高圧洗浄においては、水漏れリスクが最も高いです。
外壁材や屋根材、サッシや窓枠まわりのコーキングに不具合がある場合、ほぼ確実に水が室内に入ってきます。
高圧洗浄を行う前に、業者が丁寧に確認をしてくれますが、万が一の事態に備えて自分でも確認しておくようにしましょう。
少しでも不安な箇所があれば、遠慮せずに業者に伝えるようにしてください。
高圧洗浄のタイミングを業者に伝えてもらう
高圧洗浄におけるトラブルを防ぐためには、業者との連携が重要です。
ほとんどの外壁塗装業者は、高圧洗浄に限らず、作業を開始するときに声掛けをしてくれます。
高圧洗浄を開始するときに一声かけてもらえれば、窓やドアの閉め忘れもチェックできますし、万が一水漏れなどのトラブルが起こってしまったとしてもすぐに対処できます。
信頼できる業者に依頼する
高圧洗浄をはじめとする、外壁塗装工事を安心して任せるためには、技術力があり、顧客想いの優良業者に依頼することが大切です。
優良業者に依頼することによって、それぞれの作業を丁寧に行ってくれますし、依頼者が抱える不安や疑問に対しても丁寧に答えてくれます。
また、万が一トラブルが起こった場合でも、誠心誠意対応してくれますので、終始安心して任せられるようになるのです。
全国にはたくさんの外壁塗装業者がありますが、中には利益重視の質が低い業者もありますので、複数の業者から見積もりを取り、打ち合わせやすり合わせを丁寧に行いながら依頼する業者を選定していきましょう。
信頼できる外壁塗装業者を選ぶコツ
では最後に、信頼できる外壁塗装業者を選ぶコツについて詳しく解説していきます。
・実績を確認する
信頼できる外壁塗装業者を見つけるためには、実績を確認することが大切です。
数多くの実績を持つ業者は、ノウハウや知見も豊富ですので安心して任せられます。
また、これまでに培ったノウハウを生かし、提案やアドバイスも行ってくれますので、初めて外壁塗装をする方にもおすすめです。
業者の実績については、ホームページで公開されているケースが多いため、事前に確認しておきましょう。
・対応の質を確認する
外壁塗装工事を安心して任せるためには、技術力や実績だけでなく、対応の質についても確認しておくことが大切です。
どれだけ技術力が高くても、実績が多くても、対応が雑だったり、横柄だったりすれば終始不安な取引になってしまいます。
丁寧かつ細やかな対応をしてくれる業者を選ぶことによって、不安やストレスを抱えることなく任せられるようになります。
対応の質は、電話で問い合わせをした時や、対面での打ち合わせ時などに確認できますので、
・言葉遣い
・態度
・表情
・提案の有無
などをチェックしながら、業者や担当者の質を見極めていきましょう。
・見積もりを確認する
外壁塗装業者の質は、見積もりである程度把握できます。
優良業者は、必要な工程を全て記載した丁寧な見積もりを出してくれます。
そこには、どのような工程に、どれくらいの費用がかかるのかも記載されていますので、見積もりを見ただけで工事の全体像や費用感を把握できるのです。
逆に、質の低い業者は「一式」という表記を用いることが多く、工事全体にかかる費用の合計を記載してくるケースがあります。
ただ、このような場合はどのような作業を行うのかもわかりませんし、何にどれくらいの費用がかかっているのかもわかりません。
見積書が雑な業者は、対応や工事も雑な傾向にありますので注意が必要です。
まとめ
高圧洗浄は、外壁塗装工事の仕上がりを良くするための必須作業です。
事前に高圧洗浄を行い、汚れや古い塗膜を落としておかないと、色ムラや塗膜剥がれが起こる可能性が高くなります。
とはいえ、高圧洗浄では様々なトラブルが起こっており、事前に知識をつけ、対策をしておかないと、思わぬトラブルに巻き込まれやすくなります。
トラブルに巻き込まれてしまうと、スムーズに外壁塗装が進まなくなりますし、精神的にも疲弊してしまいますので注意が必要です。
高圧洗浄をはじめとする、外壁塗装工事におけるトラブルを防止したいと考えている方は、今回紹介したことを参考にしつつ、業者とうまく連携を取りながら進めていきましょう。