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断熱塗料にはどんな効果があるの?主な特徴と費用相場を徹底解説!

塗り替えコラム 2023.07.19 (Wed) 更新

断熱塗料にはどんな効果があるの?主な特徴と費用相場を徹底解説!

 

断熱塗料 イメージ図

 

断熱塗料は、外部からの熱をシャットアウトし、室内を適切な温度に保てるとして近年注目を集めています。
この記事を見ている方の中にも、
「断熱塗料を使用して外壁塗装を行いたい」
そう考えている方がたくさんいるでしょう。

そこで今回は、断熱塗料の特徴や期待できる効果、費用相場などについて詳しく解説していきます。

 

断熱塗料とは?

 

断熱塗料とは、文字通り断熱効果に期待できる塗料のことです。
室外と室内の熱移動を制御する効果がありますので、夏場は涼しく、冬場は暖かいという、快適な環境を構築できます。

断熱塗料と似た特徴を持つ塗料に「遮熱塗料」というのがあります。
ただ、遮熱塗料には遮熱効果はあっても、断熱効果がありません。

このようなことから、断熱塗料は遮熱塗料に比べると若干高価ですが、夏場でも冬場でも効果を発揮してくれますので、トータルで見るとお得と言えるのです。

 

 

断熱塗料に期待できる効果とは?

 

 

では次に、断熱塗料に期待できる主な効果について詳しく見ていきましょう。

・遮熱、断熱効果

先ほども解説したように、断熱塗料には、
・遮熱効果
・断熱効果
があります。

これにより、日差しによる室内温度の上昇も防げるようになりますし、暖房で暖めた室温を保てるようにもなるのです。

・節電効果

断熱塗料は、室外と室内の熱移動を制御する効果がありますので、エアコンの使用効率が高くなります。
夏場はエアコンの冷気が外に逃げにくいですし、冬場は暖房で暖めた室温を維持しやすいです。
一般的な塗料に比べるとエアコンの使用頻度を減らせるようになりますし、設定温度を急激に上げたり、下げたりする必要もなくなりますので、節電効果に期待できるのです。

・防カビ効果

断熱効果や遮熱効果がない塗料を使用した場合、壁面の温度上昇により結露ができやすくなります。
結露を放置すると、カビが発生しやすくなり、衛生面を含む様々な弊害が生まれてしまいますので、定期的にメンテナンスをしなければなりません。
一方、断熱塗料の場合は壁面の温度と室温の差を小さくできますので、結露やカビの防止に繋がります。

・防音効果

断熱塗料は、複数のセラミックで隙間なく覆われているため、一般的な塗料に比べると表面が厚くなっています。
表面が厚ければ熱いほど周囲の音を反射させられますので、防音効果にも期待できるのです。
道路沿いに住宅がある方や、都心部に住んでいる方の中には、
「外の音がうるさくて眠れない」
「車の走行音や工事の音で赤ちゃんが起きてしまう」
と悩んでいる方もいるでしょう。

断熱塗料を使用することにより、このような悩みやトラブルを解消できる可能性が高くなります。

断熱塗料にもデメリットがある?

では次に、断熱塗料のデメリットについて詳しく見ていきましょう。

・コストがかかる

断熱塗料は、高い機能性を兼ね備えており、尚且つ快適な住環境を構築しやすいということもあり、費用が若干高額です。
冒頭でも解説したように、断熱塗料に似た塗料として「遮熱塗料」というのがありますが、遮熱塗料には遮熱効果はあっても断熱効果はありません。

一方、断熱塗料は断熱効果と遮熱効果両方を兼ね備えていますので、遮熱塗料よりもさらに高額な費用がかかってしまうのです。

とはいえ、断熱塗料の耐久年数は15年から20年前後と比較的長いため、長期的に見ると経済的と言えるかもしれません。

・コストに見合った効果が出ているのかを確認しにくい

断熱塗料を検討している方の中には、
「高額な費用を出すからには、しっかりと効果を実感したい」
と考えている方も多くいるでしょう。

 

 

 

もちろん、断熱塗料を使用することによって、先ほど紹介したような効果を得られるようになりますが、
「果たしてその効果は断熱塗料によるものなのか?」
という疑問が浮かんでしまうこともあります。

暑さ対策や寒さ対策には様々なものがあり、複数の対策を同時に試していた場合、断熱塗料も含めてどの対策が効果的だったのかを判断しにくくなってしまうこともありますので注意しましょう。

 

 

断熱塗料の代表的な種類と費用相場

 

では次に、断熱塗料の代表的な種類と費用相場について詳しく解説していきます。

ガイナ

ガイナは、断熱塗料の中でも特に人気が高く、
・住宅の外壁
・工場の外壁
・屋外プール
など、様々な場面で使用されています。

決して安い塗料ではありませんが、
・ニオイ対策
・騒音対策
・結露対策
など、様々な機能を兼ね備えていますので、快適な住環境を構築したいと考えている方にはおすすめです。

キルコート

キルコートは、今紹介したガイナに続く機能性塗料して知られており、外壁塗装の現場でも頻繁に使われています。
この塗料最大の特徴は、伸縮性が高いことです。

伸縮性が高い塗料を使用することによって、多少のひび割れが起こっても塗膜が伸びることでひび割れなどを防げますので、できるだけ長持ちさせたいと考えている方にも最適と言えます。
耐久年数も15年前後と言われていますので、長期的なコスパを重視している方は是非検討してみてください。

断熱コートEX

断熱コートEXは、断熱塗料の中でも比較的コスパが良いです。
なぜなら、トップコート仕上げが不要となり、他の断熱塗料を使うよりも工期が短くなるからです。
カラーバリエーションも豊富ですので、自分好みの色を選びたいと考えている方にも最適と言えます。

ただし、断熱コートEXは耐久年数が8年から12年と、他の断熱塗料に比べると若干短くになっていますので、メンテナンス頻度を減らしたい方や、できるだけ長持ちさせたいと考えている方は注意が必要です。

ドリームコート

ドリームコートは、結露防止機能や防水機能に強みを持つ断熱塗料です。
また、他社の断熱塗料に比べると軽いため、住宅にかかる負担も軽減できます。
グレー系のカラーを多く揃えていますので、
「落ち着いた雰囲気の外壁にしたい」
そう考えている方におすすめです。

耐久年数は12年から15年と長めで、単価もそこまで高額ではありませんので、トータルで見た時のコスパを重視している方にも最適と言えます。

ロハスコート

ロハスコートは、断熱性能はもちろんのこと、
・反射性能
・粘着力
を持ち合わせた優秀な断熱塗料です。

塗料の中には、粘着力が低いものもあるのですが、このような塗料を使用した場合、ひび割れが起こる可能性が高くなり、塗り替え時期が早くなってしまいます。

ただ、ロハスコートの場合は非常に粘着力が高く、
・塗膜の剥がれ
・チョーキング
などのリスクを下げられますので、外壁を長持ちさせやすいと言えるのです。

耐久年数も15年以上とかなり長いため、メンテナンスの頻度を減らしたいと考えている方にもおすすめです。

 

 

断熱塗料を使って外壁塗装をする際のポイント

 

 

では最後に、断熱塗料を使って外壁塗装をする際のポイントについて詳しく見ていきましょう。

・時間をかけてじっくり検討する

断熱塗料を用いて外壁塗装をする際は、とにかく慎重に検討する必要があります。
なぜなら、断熱塗料にはメリットだけでなく、いくつかのデメリットも存在しているからです。
代表的なデメリットは、費用が高額になるということです。

費用が高額になるということは、その分短期間で多くのお金が出ていくということですので、安易に断熱塗料を選択すると家計を圧迫してしまいます。

もちろん、断熱塗料には機能性が高いことや、耐久年数が比較的長いことなど、コストを上回るメリットがありますが、全体的なバランスを意識しないと施工後に後悔する可能性が高くなりますので注意しましょう。

また、先ほども解説したように、断熱塗料には様々な種類があり、それぞれで特徴や価格帯が大きく異なりますので、各塗料の特徴を把握したうえで、自宅に合った塗料を選んでいくことをおすすめします。

・優良業者に依頼する

断熱塗料を使用した外壁塗装を成功させるためには、優良業者に依頼することが大切です。
断熱塗料は、特に技術や知識が必要になる塗料であり、職人の腕で仕上がりが大きく変わります。
優良業者には、腕の良い職人が多数在籍していますので、安心して任せられるようになります。

 

 

まとめ

 

断熱塗料は、遮熱機能や断熱機能、防音機能や防カビ機能などを持った、優秀な塗料のことです。
室内の温度を一定に保てるようになりますので、節電効果にも期待できます。

他の塗料に比べると若干高額な費用がかかりますが、機能性や耐久性などを考えるとコスパが良いと言えるでしょう。

ただ、断熱塗料にもいくつかのデメリットがありますし、とにかくたくさんの種類がありますので、情報収集をしながら慎重に検討していくことをおすすめします。

「自分だけでは判断できない・・・」
「専門的なアドバイスが欲しい・・・」
という方は、断熱塗料の施工実績が豊富な優良業者を見つけて相談してみてください。