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外壁塗装に保証ってあるの?保証の種類やよくあるトラブル事例をご紹介!

塗り替えコラム 2023.05.04 (Thu) 更新

外壁塗装に保証ってあるの?保証の種類やよくあるトラブル事例をご紹介!

 

外壁塗装

 

外壁塗装には、決して安くない費用がかかります。
そのため、保証の有無や種類、範囲についてはしっかりと確認しておかなければなりません。
そこでこの記事では、そもそも外壁塗装に保証はあるのか、どのような種類があって、どこまで保証してくれるのかということについて詳しく解説していきます。

後半部分では、保証を巡ったトラブル事例も紹介しますので、外壁塗装を検討している方は是非最後までご覧ください。

 

外壁塗装の保証とは?

結論から言うと、外壁塗装には保証があります。
保証というのは、
・約束する
・責任を持つ
ということであり、業者が塗装工事の品質に責任を持つことを意味します。
外壁塗装では、特定の条件を満たす不具合が起こった場合のみ、追加費用を支払うことなく補修できるのです。

 

外壁塗装の保証には種類があるって本当?

外壁塗装の保証には、大きく分けると3つの種類があります。
以下、それぞれの保証の特徴について詳しく見ていきましょう。

 

・自社保証

自社保証というのは、外壁塗装業者が自ら保証してくれるもので、
・独自保証
・オリジナル保証
とも呼ばれています。

ただし、業者によって保証内容にばらつきがあり、中には保証を謳っているにもかかわらず、実際はほとんど保証してくれないという業者もありますので、事前にしっかりと補償内容や条件を確認しておかなければなりません。

 

・メーカー保証

メーカー保証というのは、塗装に使用した塗料のメーカーが行っている保証です。
この保証は、あくまでも塗料に不具合があった場合の保証となり、塗装工事への保証は含まれていませんので注意しましょう。

 

・第三者機関による保証

外壁塗装業者の多くは、団体や組合に加盟しています。
その加盟団体、組合が行っているのが第三者機関による保証(第三者保証)です。
団体や組合は、業者の施工内容を厳しくチェックしたうえで保証書を出しますので、言い換えれば第三者機関による保証を受けている業者は優良業者である可能性が高いと言えます。

 

外壁塗装の保証範囲は?

外壁塗装の保証範囲は、基本的に「剥がれ」「施工不良」がメインになります。
塗料は消耗品ですので、時間の経過とともにどんどん劣化していきます。
ただ、塗装後2年から3年で剥がれが生じる場合は、施工不良の可能性が高いです。
このような場合は、保証を使用できるケースが多いと言えます。

ただし、経年劣化や使用環境が原因となるひび割れなどは補償の対象となっていないため注意しましょう。

 

保証の対象外になるケースとは?

では次に、保証の対象外になるケースをいくつか紹介していきます。
これから紹介する項目をしっかり確認しておかないと、
「保証してくれると思ったのに対象外と言われた・・・」
という状況に陥る可能性が高くなりますので、是非最後までチェックしてみてください。

 

・故意や過失による破損

大切な我が家を持ち主が自ら傷つけるということは考えにくいですが、故意に外壁を傷つけたり、破壊したりした場合は補償の対象とはなりません。
また、
・子どもとキャッチボールをしていて壁に穴をあけてしまった
・自転車を動かそうとして外壁に傷をつけてしまった
というような過失による破損についても補償の対象外となりますので注意しましょう。

 

・自然災害による破損

地震や台風など、自然災害による破損も補償の対象外です。
ただし、この場合は業者やメーカー、第三者機関が行っている保証ではなく「火災保険」が利用できるケースもありますので、確認してみることをおすすめします。

 

・外壁のカビ

外壁にカビが生じた際、施工不良を疑う方も少なくありません。
ただ、外壁のカビは湿気が多すぎることが原因になっているケースが多いため、施工不良とは言い切れないのです。
明らかに業者の不手際が原因でカビが生じている場合は別ですが、そうでない場合は補償の対象外となりますので注意してください。

 

外壁塗装の保証でよくあるトラブル

外壁塗装における保証は、依頼者を守る大切な制度です。
ただ、全国では度々この保証を巡ってトラブルが起こっています。
以下、外壁塗装の保証でよくあるトラブルについて詳しく見ていきましょう。

 

保証書

 

・保証書を受け取っていなかった

保証を受けるためには、事前に保証書を受け取っておく必要があります。
これは外壁塗装に限った話ではありませんが、口約束での保証は信用できません。
「何かあれば保証しますから」
という担当者の言葉を鵜呑みにして保証書を受け取っておかないと「言った、言わない」のトラブルに発展する可能性が高くなりますので、必ず保証書は受け取っておきましょう。

 

・業者が倒産していて保証が使えなかった

保証の条件をすべて満たしているにもかかわらず、業者が倒産していて保証が使えなかったというケースも意外と多く発生しています。
このようなトラブルを防ぐために役立つのが、第三者保証です。

第三者保証があれば、業者が倒産していても組合や団体から保証を受けられますので安心できます。

 

・保障の範囲、期間に認識の相違があった

外壁塗装の保証に関するトラブルがかなり多いのが、

・保障の範囲
・保障の期間
に認識の相違があったというケースです。

業者の認識と依頼者の認識が異なっている場合、外壁に不具合が生じた時に大きなトラブルに発展する可能性が高くなりますので、わからないことや不安なことは契約前に全て確認しておきましょう。

外壁塗装の保証で知っておくべきポイント
では最後に、外壁塗装の保証で知っておくべきポイントを3つ紹介していきます。

 

・保証書は必ず書面で出してもらう

安心して外壁塗装を行うためにも、保証書は必ず書面で出してもらいましょう。
「そんなの当たり前のことだ」
と考える方がいるかもしれませんが、外壁塗装業界ではいまだに契約や保証を口約束で行うケースがあるのです。
特に規模が小さな業者や、知り合いの業者に依頼する場合、契約書や保証書を取り交わさないケースもあります。

ただ、先ほども解説したように口約束というのは非常に危険であり、大きなトラブルの原因になりますので、必ず記録に残る「書面」で出してもらってください。

 

・保証の範囲や期間など、わからないことは全て確認しておく

先ほども解説したように、外壁塗装の保証に関するトラブルを防ぐためには、範囲や期間など、わからないことを全て確認しておくことが大切です。
中には、
「こんなことを聞いたら笑われるかな」
「面倒くさい人だと思われたどうしよう」
と考えて、疑問や不安を胸の奥にしまってしまう方もいるのですが、これだとトラブルが起こる可能性が高くなります。

優良業者であれば、ちょっとした質問や確認でも丁寧に回答してくれますので、遠慮せずにどんどん質問しましょう。

 

・信頼できる業者に依頼する

外壁塗装の保証に関するトラブルを避けるためには、信頼できる業者に依頼するということも大切です。
信頼できる業者、つまり実績と経験が豊富で、顧客を最優先にしている業者に依頼することによって、施工不良やぼったくりなどのトラブルも回避できますし、業者が倒産して保証が受けられないというトラブルも回避できるようになります。

全国にはたくさんの外壁塗装業者がありますが、それぞれで特徴が大きく異なりますので、複数の業者を比較したうえで、自分に合った優良業者を探していきましょう。

 

まとめ

外壁塗装を行う際は、保証について確認しておくことが大切です。
保証には、
・自社保証
・メーカー保証
・第三者機関による保証
大きく分けると上記3つの種類がありますが、それぞれで範囲や期間が異なります。
保証について確認しておかないと、施工後にトラブルが起こる可能性が高くなりますので注意してください。