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外壁塗装助成金で費用を抑える方法・申請手順を分かりやすく解説!

塗り替えコラム 2025.01.20 (Mon) 更新

外壁塗装は、家の寿命を左右する重要なメンテナンスです。
しかし、高額な費用がネックとなり、なかなか踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
実は、外壁塗装の費用を抑える方法として、助成金・補助金制度の活用があります。
今回は、外壁塗装に関する助成金・補助金について、申請方法や条件などを解説します。
また、火災保険やリフォームローンといった、費用を抑えるための他の方法もご紹介します。

外壁塗装助成金・補助金の賢い活用方法

助成金と補助金の違いを理解する

助成金と補助金は、どちらも国や地方自治体から支給されるお金で、返済の必要はありません。
しかし、その制度や申請方法には違いがあります。
助成金は、申請条件を満たせば基本的に誰でも受け取れることが多い一方、補助金は審査が必要な場合があります。
自治体によっては、助成金であっても応募多数の場合は抽選となるケースもあります。
どちらの制度も、事前にしっかりと確認することが大切です。

あなたの地域で使える助成金・補助金を探してみよう

外壁塗装の助成金・補助金は、自治体によって制度の有無や内容が異なります。
まずは、お住まいの都道府県、市区町村のホームページで情報を検索してみましょう。
多くの自治体は、住宅リフォームに関する助成金・補助金制度を設けており、その中に外壁塗装が含まれている場合があります。
検索ワードとしては「外壁塗装」「補助金」「助成金」「リフォーム」などを組み合わせることで、より効率的に情報を収集できます。

自治体のホームページが見つからない、または情報が分かりにくい場合は、「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」などの支援制度検索サイトを活用するのも有効です。
ただし、これらのサイトの情報は常に最新とは限らないため、最終的には自治体への直接確認が重要になります。

助成金・補助金がもらえる条件とは

助成金・補助金がもらえる条件は、自治体によって大きく異なります。
一般的な条件としては以下のようなものがあります。

1: 申請受付期間内であること:多くの自治体は、助成金・補助金の申請に受付期間を設けています。
期間内に申請書類を提出することが不可欠です。
また、予算が早期に終了してしまう可能性もあるため、余裕をもって早めに申請することをお勧めします。

2: 税金の滞納がないこと:住民税などの税金を滞納している場合は、助成金・補助金の申請が認められない場合があります。

3: 申請回数制限:1世帯あたり1回のみ、または過去に助成金・補助金を受けている場合は対象外となる場合があります。

4: 工事内容の制限:助成金・補助金の対象となる工事内容が限定されている場合があります。
例えば、使用する塗料の種類や、工事の規模などが指定されているケースがあります。
地球温暖化対策やヒートアイランド現象対策を目的とした助成金・補助金では、遮熱塗料の使用が条件となる場合があります。

5: その他の条件:高齢者世帯や子育て世帯など、特定の世帯を対象とする場合もあります。

申請に必要な書類を準備しよう

申請に必要な書類も、自治体によって異なります。
一般的に必要な書類としては、以下のものがあげられます。

1: 自治体指定の申請書:自治体のホームページからダウンロードするか、窓口で入手します。

2: 建物の所有者を確認できる書類:建物の登記簿謄本など。

3: 外壁塗装工事の見積書・契約書:工事内容が明確に記載された見積書と、塗装業者との契約書が必要です。

4: 工事内容がわかる図面:平面図、立面図、詳細な工事内容がわかる設計図面など。

5: 施工前後の写真:工事前の状態と工事後の状態を写した写真が必要です。

6: 領収書:工事費用を支払ったことを証明する領収書。

7: その他:自治体によっては、特定の塗料を使用する場合は、その塗料の性能を証明する書類が必要になる場合があります。

申請から受給までの流れをステップで確認

申請から受給までの流れは、自治体によって異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。

1: 外壁塗装工事の見積もり取得:業者から見積もりを取得し、検討します。

2: 申請書類の準備:必要な書類をすべて準備します。
不明な点は、自治体窓口に問い合わせましょう。

3: 申請書類の提出:自治体の窓口に申請書類を提出します。

4: 審査:自治体による審査が行われます。

5: 交付決定通知:審査の結果、助成金・補助金の交付が決定した場合、通知が届きます。

6: 工事の実施:交付決定通知を受け取ってから、外壁塗装工事を行います。

7: 完了報告:工事が完了したら、完了報告書を提出します。

8: 助成金・補助金の受領:完了報告書の審査後、助成金・補助金が振り込まれます。

外壁塗装費用を抑えるためのその他対策

火災保険を活用して費用を削減

火災保険は、火災や風災、地震などの自然災害によって建物が損壊した場合に保険金が支払われます。
外壁の損傷が自然災害によるものと認められれば、火災保険から保険金を受け取ることができる可能性があります。
ただし、経年劣化による損傷は対象外となることが多いので、事前に保険会社に確認することが重要です。

リフォームローンを検討する

まとまった資金がない場合は、リフォームローンを利用することで、外壁塗装費用を分割で支払うことができます。
金利や返済期間は、金融機関によって異なりますので、複数の金融機関を比較検討し、自分に合ったプランを選びましょう。

塗装業者選びで費用を節約

外壁塗装業者の選び方も、費用を抑える上で重要なポイントです。
業者から見積もりを取得し、価格だけでなく、工事内容、保証内容、業者の評判などを総合的に比較検討することが大切です。
安すぎる業者には注意が必要です。

まとめ

外壁塗装の費用を抑えるためには、助成金・補助金制度の活用が有効な手段です。
しかし、制度の内容は自治体によって異なるため、お住まいの地域の情報を正確に把握することが重要です。
今回紹介した情報を参考に、申請条件や必要な書類などを確認し、賢く助成金・補助金を活用しましょう。

さらに、火災保険やリフォームローン、業者選びといった他の方法も併用することで、より費用を抑えることが可能です。
早めの準備と情報収集で、安心して外壁塗装工事を進めましょう。
外壁塗装は、建物の美観を保ち、寿命を延ばすための重要なメンテナンスです。
適切な時期に、費用を抑えて、安心して工事を進められるよう、この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。