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外壁塗装と一緒に付帯部塗装が必要な理由とは?

塗り替えコラム 2025.01.08 (Wed) 更新

戸建て住宅の外壁塗装を検討中の方、見積書に「付帯部塗装」という項目を見て戸惑っていませんか?
「付帯部って一体何?」「本当に塗装が必要なの?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
今回は、外壁塗装と同時施工が推奨される付帯部について、その必要性や費用、注意点などを分かりやすく解説します。
外壁塗装を検討されている皆様にとって、役立つ情報を提供できれば幸いです。

外壁塗装と同時施工が推奨される付帯部とは?

付帯部塗装が必要な理由

外壁塗装は、建物の美観維持や防水性能の向上に欠かせません。
しかし、外壁だけを塗装しても、付帯部と呼ばれる外壁以外の部分が劣化していると、せっかくの外壁塗装の効果が半減してしまう可能性があります。
付帯部は、雨風や紫外線に直接さらされるため、外壁以上に劣化が進行しやすい傾向にあります。
塗装することで、これらの劣化を防ぎ、建物の寿命を延ばすことに繋がります。
また、付帯部の劣化は、雨漏りなどのトラブルにつながる可能性もあるため、早めの塗装がおすすめです。

塗装すべき付帯部の種類と費用相場

付帯部には様々な種類があり、それぞれ材質や形状が異なります。
代表的な付帯部と費用相場をご紹介します。
費用は、面積や劣化状況、使用する塗料によって大きく変動しますので、あくまで目安としてください。

1: 雨樋:屋根から落ちる雨水を排水する樋です。
材質は塩ビ、金属など様々で、劣化すると破損し雨漏りの原因となります。
塗装することで劣化を防ぎ、美観も向上します。
費用相場は長さ1mあたり1,000円~1,800円です。

2: 破風板:屋根の側面にある板です。
木材や金属製が多く、紫外線や雨風にさらされやすい箇所です。
劣化すると腐食や変形が起こり、雨漏りの原因となる可能性があります。
費用相場は長さ1mあたり1,000円~1,400円です。

3: 軒天:屋根裏の天井部分です。
湿気やカビが発生しやすく、劣化すると腐食したり、雨漏りの原因となります。
費用相場は1㎡あたり1,000円~1,800円です。

4: シャッターボックス・雨戸・戸袋:シャッターや雨戸を収納するボックスです。
金属製が多く、錆びやすい箇所です。
錆びを放置すると腐食が進行し、交換が必要になる場合もあります。
費用相場はシャッターボックス1箇所あたり2,000円~3,000円、雨戸・戸袋1枚あたり2,000円~3,500円です。

5: 霧除け・出窓天板:窓の上や出窓に取り付けられた庇です。
金属製が多く、錆びやすい箇所です。
費用相場は1箇所あたり2,000円~3,000円です。

6: 水切り・換気フード:外壁と基礎の間に取り付けられた水切りや、換気口を覆うフードです。
金属製が多く、錆びやすいです。
費用相場は水切り1mあたり300円~800円、換気フード1個あたり2,000円~3,000円です。

7: ウッドデッキ・濡れ縁:木材でできたデッキや縁側です。
紫外線や雨風に弱く、腐食しやすいです。
費用相場は1㎡あたり2,000円~3,000円です。

8: 帯板・幕板:建物のデザイン性を高めるための飾り板です。
木材や金属製が多く、劣化すると腐食や変形が起こります。
費用相場は長さ1mあたり800円~1,200円です。

9: 門塀:家の入り口にある塀です。
モルタル製の場合は塗装が必要です。
ブロック塀は塗装に向いていません。
費用相場は1㎡あたり2,000円~2,500円です。
これらの付帯部以外にも、ベランダの手すり、フェンス、窓枠など、塗装が必要な箇所があります。

見積書を確認する際のポイント

見積書には、塗装する付帯部の種類と個数、使用する塗料、それぞれの費用が明確に記載されているかを確認しましょう。
「付帯部塗装一式」のような曖昧な記載は避け、具体的な内容を確認することが重要です。
また、それぞれの付帯部の劣化状況を確認し、必要に応じて補修工事についても検討しましょう。

付帯部塗装を成功させるための色選びと注意点

付帯部の色選びのポイント

付帯部の塗装色は、外壁の色との調和が大切です。
外壁の色と近い色を選ぶことで、統一感のある仕上がりになります。
また、アクセントとして異なる色を選ぶ場合は、全体のバランスを考慮し、全体の印象を損なわないように注意が必要です。

トラブルを防ぐための注意点

塗装業者を選ぶ際には、見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。
見積書の内容を丁寧に確認し、不明な点は質問しましょう。
契約前に、塗装する箇所や使用する塗料、費用などが明確に記載されているかを確認しましょう。
また、工事中のトラブルを防ぐためにも、契約内容をしっかり確認し、施工状況を定期的に確認しましょう。

まとめ

今回は、外壁塗装と同時施工が推奨される付帯部について、その必要性、費用、注意点などを解説しました。
付帯部塗装は、建物の美観維持や寿命を延ばす上で非常に重要です。
外壁塗装を検討する際には、付帯部についても一緒に検討し、適切な処置を行うことで、より長く快適な住まいを保つことができるでしょう。
見積書の内容をしっかり確認し、信頼できる業者に依頼することが大切です。
専門業者に相談することで、最適な塗装プランを選択し、安心して工事を進めることができます。
ご自身の家の状況に合わせて、適切な判断をしてください。