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ペンキの水性と油性の違い!用途別おすすめと選び方のポイントを紹介

塗り替えコラム 2024.08.12 (Mon) 更新

外壁塗装やDIYを始める際、ペンキの選び方は重要な要素です。
特に水性ペンキと油性ペンキの違いについては、多くの方が迷うポイントでしょう。
今回は、水性ペンキと油性ペンキの特徴、メリット・デメリット、そして用途別の選び方について詳しく解説し、最適なペンキを選べるようサポートします。

□ペンキの種類と特徴!水性と油性の違いを理解しよう

ペンキを選ぶ際にまず知っておくべきは、水性ペンキと油性ペンキの違いです。
これらの違いを理解することで、使用する場所や用途に合ったペンキを選びやすくなります。
ここでは、希釈剤、耐久性、費用、作業性、乾燥時間、塗料の密着性、臭い、火気の心配という8つの項目で比較し、それぞれの特徴を説明します。

1:希釈剤

水性ペンキは水を希釈剤として使用し、油性ペンキはシンナーなどの有機溶剤を希釈剤として使います。
水性ペンキは扱いやすく、初心者でも使いやすいのが特徴です。

2:耐久性

油性ペンキは水性ペンキよりも耐久性に優れています。
屋外や耐久性を重視する場所には油性ペンキが適しています。

3:費用

水性ペンキは比較的安価で、費用を抑えたい場合に適しています。
一方、油性ペンキは高価ですが、長い目で見ればメンテナンスの頻度が少なくなることがあります。

4:作業性

水性ペンキは乾燥時間が長く、作業がしやすいです。
油性ペンキは乾燥が早く、急いで作業を進めたい場合には便利です。

5:乾燥時間

水性ペンキは乾燥するまでに時間がかかりますが、油性ペンキは速乾性があります。

6:塗料の密着性

油性ペンキは塗料の密着性が高く、金属類にもそのまま塗布できます。
水性ペンキは密着性が低く、金属に塗布する場合は下地処理が必要です。

7:臭い

水性ペンキは臭いが少なく、室内での使用にも適しています。
油性ペンキはシンナー臭が強く、塗布後も臭いが残りやすいです。

8:火気の心配

水性ペンキは火気の心配がなく、油性ペンキはシンナーが含まれるため引火の危険があります。

□用途別の選び方!水性と油性どちらがおすすめ?

次に、具体的な用途に応じたペンキの選び方を紹介します。
それぞれの状況に応じて、どちらのペンキが最適かを見ていきましょう。

1:既存の住宅が水性ペンキで塗装されている場合

既存の外壁が水性ペンキで塗装されている場合、油性ペンキを重ねると古い塗膜がちぢれてしまう可能性があります。
この場合は水性ペンキを選ぶのが安全です。

2:臭いが気になる場合

ペンキの臭いに敏感な方や近隣に配慮したい場合は、水性ペンキがおすすめです。
特に室内の塗装やDIYでの使用には、水性ペンキが適しています。

3:費用を抑えたい場合

リフォーム費用を抑えたい場合、水性ペンキが適しています。
水性ペンキは安価であり、その分ほかのリフォームにお金をかける余裕ができます。

4:高い耐久性を求める場合

屋外や高い耐久性を求める場合には、油性ペンキが適しています。
油性ペンキは耐用年数が長く、メンテナンスの頻度が少なくて済むことがあります。

5:金属系サイディングやトタン外壁の場合

金属系サイディングやトタン外壁への塗装には、密着性の高い油性ペンキが適しています。
水性ペンキは密着性が低いため、金属への塗布には向いていません。

□まとめ

水性ペンキと油性ペンキには、それぞれの特徴やメリット・デメリットがあります。
水性ペンキは臭いが少なく、扱いやすく、費用を抑えたい場合に適しています。
一方、油性ペンキは高い耐久性と速乾性があり、屋外や金属への塗装に適しています。
これらの情報を参考に、用途や条件に合わせて最適なペンキを選び、快適な塗装作業を行いましょう。