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外壁塗装の耐久年数はどれくらい?劣化のサインもご紹介!

塗り替えコラム 2024.07.01 (Mon) 更新

住宅を長く快適に保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
中でも、外壁は風雨に直接さらされるため、劣化しやすい部分です。
外壁塗装は、見た目を美しく保つだけでなく、大切な住まいを守る重要な役割を担っています。
しかし、外壁塗装の耐久年数は、使用する塗料や施工環境によって大きく異なります。

そのため、適切な塗料を選ぶことは、長期的なコストパフォーマンスと品質を維持するために非常に重要です。
この記事では、外壁塗装の耐久年数と劣化サインとメンテナンスのタイミングについて紹介します。

□外壁塗装の耐久年数はどれくらい?

外壁塗装の耐用年数は、使用する塗料の種類や施工環境、メンテナンス状況などによって大きく異なります。
一般的には、10年~20年が目安ですが、新築直後の場合は、外壁材の性能によって30年以上持つ場合もあります。

外壁塗装に用いられる塗料は、大きく分けて5種類あります。
それぞれの特徴と耐用年数、価格帯を比較して、最適な塗料を選びましょう。

1:ウレタン塗料

・耐用年数:8~10年
・価格帯:1平方メートルあたり2,100~3,100円
・特徴:伸縮性に優れ、光沢のある塗膜を形成します。

価格が比較的安価なので、コストを抑えたい方におすすめです。

2:シリコン塗料

・耐用年数:10~15年
・価格帯:1平方メートルあたり2,700~4,100円
・特徴:ウレタン塗料よりも耐久性があり、光沢も長持ちします。

価格と性能のバランスが良く、最も人気のある塗料です。

3:ラジカル塗料

・耐用年数:14~16年
・価格帯:1平方メートルあたり2,900~4,300円
・特徴:比較的新しい塗料で、シリコン塗料よりもさらに耐久性が高いのが特徴です。

コストパフォーマンスに優れた塗料として注目されています。

4:フッ素塗料

・耐用年数:15~20年
・価格帯:1平方メートルあたり3,700~4,700円
・特徴:耐用年数が非常に長く、汚れが付きにくいという特徴があります。

高耐久性と美観を求める方におすすめです。

5:無機塗料

・耐用年数:5~25年
・価格帯:1平方メートルあたり3,700~5,100円
・特徴:シリコンやフッ素塗料に無機質な材料を混ぜることで、さらに耐久性を高めた塗料です。

種類によって耐用年数が大きく異なるので、専門業者に相談することをおすすめします。

 

□外壁の劣化サインとメンテナンスのタイミング

外壁の劣化サインを見逃さないことが、適切なメンテナンスを行うために重要です。

1:チョーキング

外壁を触ったときに、白っぽいチョークの粉のようなものが手に付く現象です。
塗膜が薄くなり、塗料に含まれる顔料がむき出しになっている状態で発生します。
放置すると防水性が失われ、外壁材に水が浸入する原因となります。

2:塗装面の膨れやはがれ

外壁材と塗装の密着がはがれることで、塗装面が膨れて見えることがあります。
放置すると塗装がはがれたり、ひび割れたりし、浸水の要因となります。

チョーキングや塗装面の膨れ、はがれなどが発生した場合、塗り替えが必要です。

3:カビやコケ

サイディングの表面にカビやコケが発生している場合は、素材が傷みやすい状況にある可能性があります。
アレルギーやシックハウス症候群の原因となる場合もあるため、早めのメンテナンスが必要です。

カビやコケが発生した場合、高圧洗浄を行い、原因となる汚れを取り除く必要があります。

4:金属部のサビ

取り付け金具やベランダの手すり、窓枠、シャッターなどの金属部から発生したサビが外壁に伝わっているケースがあります。
放置するとサビが広がり、進行すると外壁に穴を開ける要因にもなります。

金属部のサビが見られる場合は、サビ止め塗装を行い、腐食の進行を防ぐ必要があります。

 

□まとめ

外壁塗装は、住まいの耐久性と美観を維持するために非常に重要なメンテナンスです。
適切な塗料を選び、定期的なメンテナンスを行うことで、長く快適に住み続けられる家を実現できます。
今回の記事が、外壁塗装の耐久年数と塗料の選び方の理解に役立てば幸いです。