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木造住宅によく使われるの外壁の素材ってなに?外壁塗装の塗料も解説

塗り替えコラム 2024.05.27 (Mon) 更新

住まいへの関心を深める方々の中には、家自体の美観と機能性を長期にわたって維持することに大きな価値を見出している方々も多いのではないでしょうか。
特に木造住宅の持ち主にとって、外壁の維持はその美観と機能の核心をなす部分です。

今回は、木造住宅の外壁塗装における適切な素材選びと使用される塗料に焦点を当て、持続可能な住まいづくりをサポートします。

□木造住宅に使用される外壁の素材は?

木造住宅に使われる外壁素材として、スギ、ヒノキ、ヒバが主流です。
これらの素材は、日本の多様な気候条件に合わせて選ばれており、それぞれ独自の特性を有しています。
スギ、ヒノキ、ヒバは日本の建築史においても重要な位置を占め、伝統的な建築から現代の住宅に至るまで幅広く利用されています。

1:スギ

スギは耐久性に優れ、加工が容易であるため、日本全国の木造建築に広く用いられています。
特に、その成長が早いことから持続可能な資源ともされており、環境への配慮からも選ばれているのです。
ただし、湿気に対する耐性は低いため、防腐処理を施すことで寿命を延ばす必要があります。
また、スギの木材は、温度や湿度を自然に調整する能力を持つため、快適な居住環境を提供します。

2:ヒノキ

ヒノキは、その防腐性や耐水性が非常に高く評価されており、湿潤な環境でも腐りにくい特性を持っています。
このため、風呂場や洗面所の水周りにも使用されることが多いです。
また、ヒノキ特有の芳香があるため、自然な防虫効果が期待できる点も大きな魅力です。
この香りは、室内の空気を浄化する効果も報告されており、心地よい住空間を作り出す一助となっています。

3:ヒバ

ヒバは、特にその強力な防腐効果と防虫効果に優れており、耐久性が非常に高いため、重要な構造部材や高湿度の環境にも適しています。
ヒバに含まれる豊富な油分は、水分との接触を防ぐ天然の防水層を形成し、木材を長持ちさせる効果があります。
この自然な保護層のおかげで、塗装や追加処理を最小限に抑えつつ、木材本来の美しさを長期間保持可能です。

□木造住宅の外壁塗装に使用される塗料についてご紹介!

木造外壁の塗装には、主に造膜型塗料と浸透型塗料の二つのカテゴリーがあります。
それぞれの塗料は異なる特性を持ち、家の外観と機能の保護に寄与します。

1:造膜型塗料

造膜型塗料は外壁の表面に塗膜を形成し、木材を物理的に保護します。
耐久性と美観維持のために選ばれることが多いですが、木材の呼吸を妨げることがあります。

2:浸透型塗料

浸透型塗料は木材に浸透し、内部から保護します。
木材の自然な風合いを保ちつつ、耐久性を向上させられます。
特に、自然派の仕上がりを好む方に推奨されるのです。

それぞれの塗料を選ぶ際は、木材の種類、建物の立地、および気候条件を考慮することが重要です。
これにより、最も適した塗料を選択し、長期にわたる保護と美観の維持が可能になります。

□まとめ

木造住宅の外壁塗装は、美観と保護のバランスを取る重要なプロセスです。
適切な素材と塗料の選択によって、家の耐久性を高め、長年にわたってその美しさを保てるでしょう。
造膜型塗料と浸透型塗料の特徴を適切に把握し、木造住宅を長持ちさせてくださいね。

当社は職人が多く在籍しており、3000件以上の施工実績があります。
外壁塗装をお考えの方は、お気軽に当社にご相談ください。