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屋根の下地を守る防水シートに注目!さまざまな種類の特徴や注意点をご紹介!

塗り替えコラム 2024.04.27 (Sat) 更新

住まいの屋根に関する選択は、単なる見た目だけでなく、長期的な耐久性とコスト削減にも大きく影響します。
特に、屋根の下地と防水シートは、家全体の性能と安全性に重要な役割を果たす部分です。

この記事では、屋根の下地を守るために選ぶべき防水シートの種類と、選択時の注意点に焦点を当てて解説します。

□屋根の下地を守る防水シートの種類って?

屋根の下地保護に最適な防水シートを選ぶためには、その種類と特性を理解することが重要です。
ここでは、アスファルトルーフィング、改質アスファルトルーフィング、高分子系ルーフィング、そして透湿防水ルーフィングの4種類を見ていきましょう。

1:アスファルトルーフィング

アスファルトルーフィングは、広く使用されている伝統的な防水材です。
低コストでありながら、適度な止水性を提供します。
しかし、劣化しやすく、耐久性に乏しいため、定期的なメンテナンスが必要となります。
特に、透湿性が低いため、野地板の結露が問題になることがあります。

2:改質アスファルトルーフィング

改質アスファルトルーフィングは、アスファルトの耐久性を向上させた製品です。
ポリマーを加えることで、アスファルトの欠点を克服し、より優れた止水性と耐久性を提供します。
その結果、ランニングコストは低く抑えられますが、初期費用は高めです。

3:高分子系ルーフィング

合成ゴムや塩化ビニルを原料とした高分子系ルーフィングは、伸縮性や耐久性に優れています。
特に塩化ビニル製のものは、耐候性が高く、カラーバリエーションも豊富です。
平面下地に最適で、長期的な耐用年数を持ちます。

4:透湿防水ルーフィング

透湿防水ルーフィングは、湿気を外に逃がしながら水を防ぐ高機能シートです。
高気密高断熱住宅に最適で、耐久性が非常に高いですが、高価であり、施工には専門的な技術が求められます。

□防水シートを選ぶ際の注意点

防水シートの選択にあたっては、単に性能だけでなく、その耐用年数や品質にも注意が必要です。
施工にあたっての会社選びでは、以下のポイントに特に留意することが重要です。

1:耐用年数の確認

各会社が推奨するルーフィングシートの耐用年数を必ず確認し、屋根材自体の耐用年数とのバランスを考慮することが大切です。
耐用年数が短いものを選ぶと、結果的に再工事のコストが増大します。

2:品質の保証を確認

安価な防水シートは当初のコストを抑えられますが、長期的には修繕費用が増える可能性があります。
品質の高い防水シートを選ぶことで、長期的なコスト削減につながります。

3:業者の選定

信頼できる会社を選ぶことが重要です。
特に、指定された防水シートが市場での評価や実績に見合っているかどうかを慎重に評価する必要があります。

□まとめ

屋根の下地と防水シートの選択は、住まいの快適性と耐久性に直結する重要な決定です。
アスファルトルーフィングから透湿防水ルーフィングまで、各種防水シートの特性を理解し、住宅の要件に合った最適な選択を行うことが肝心です。
また、防水シートの耐用年数と品質を確認し、信頼できる会社と協力することで、長期的なコスト削減と性能の確保が可能となります。