塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! 現場ブログ

汚れが目立たない外壁の選び方!美しい外観を保つための色と対策

塗り替えコラム 2024.02.23 (Fri) 更新

私たちの日常生活において、家は心の安らぎを与える大切な場所です。
しかし、その美しさを長く保つためには、外壁のメンテナンスが欠かせません。
外壁の汚れは避けられない現実であり、その原因を理解し、適切な対策を講じることが重要です。
また、外壁の色選びは、美観を保つだけでなく、汚れを目立たなくする効果もあります。

本記事では、外壁の汚れの原因とその対策、さらに汚れが目立ちにくい色の選び方について解説します。

□外壁汚れの原因とその色

1:砂や土のホコリによる汚れ

外壁の一番の汚れの原因は、砂や土のホコリです。
時間の経過とともに外壁に微細な傷が生じ、そこにホコリが溜まり、堆積していきます。
この種の汚れは、ベージュや薄茶色といった色合いが特徴です。
この種の汚れは、外壁を定期的に洗浄することで、効果的に防止できます。

2:苔・カビ・藻による汚れ

湿気が原因で発生する苔やカビ、藻は、特に日当たりの悪い北側の外壁によく見られます。
湿気を好むこれらの汚物は、緑がかった薄茶色をしており、外壁に傷があるとより汚れやすくなります。
定期的な清掃と、適切な水切り設計によって、これらの汚れを防ぐことが可能です。

3:大気汚染による汚れ

大気汚染は、車の排気ガスや工場の煤煙などによって引き起こされる外壁の汚れです。
この種の汚れは、グレー色を呈し、特に都市部で問題となります。
外壁を防汚性の高い素材で覆うことで、この汚れの影響を軽減できます。

4:可塑剤による汚れ

外壁や窓枠のシーリング材から溶け出す可塑剤の油分は、外壁を黒く汚染します。
この黒ずみは非常に目立ちやすく、定期的な清掃で対処する必要があります。

5:油による汚れ

特に飲食店の近くでは、換気扇から排出される油が原因で外壁が汚れることがあります。
油汚れは他の汚れを引き寄せやすく、真っ黒になることが多いです。
こうした汚れには、特別な洗浄方法が必要です。

□汚れが目立たない外壁色3選!

外壁の色選びは、家の印象を大きく左右しますが、汚れが目立ちにくい色を選ぶことも大切です。
ここでは、特に汚れに強いとされる3色を紹介します。

*グレー

特に黒ズミや雨染みが目立つ場合、グレーは最適な選択です。
黒ズミの近似色であるため、汚れを目立ちにくくします。
全体的にグレーにすることに不安がある場合は、特に汚れやすい面だけグレーにするといった工夫が有効です。
このように色を分けることで、デザイン性を向上させながら汚れを目立たなくできます。

*グリーン

コケや藻が生えやすい環境にある家では、グリーンがおすすめです。
緑色のコケや藻は、グリーンの近似色であるため、目立ちにくくなります。
ただし、原色に近いグリーンを選ぶと色褪せが目立つため、淡い色を選ぶことがポイントです。

*ベージュ

砂ぼこりが問題となる環境では、ベージュが適しています。
ベージュは砂埃の近似色であり、暖かみのある印象を与えます。
また、どんな色とも相性が良く、デザイン性に富んだ外壁に仕上がるのが魅力の色です。

□まとめ

外壁の汚れは多くの原因によって発生し、それぞれの原因に応じた適切な対策が必要です。
汚れの主な原因として砂や土のホコリ、苔やカビ、大気汚染、可塑剤、油汚れなどがあり、これらに対する効果的な対処法を理解することが重要です。
また、外壁の色選びによっても汚れの目立ち方に大きな違いがあり、グレー、グリーン、ベージュなどの色は特に汚れに強いとされています。
これらの知識を活かして、美しい外壁を長期にわたって保つための対策を講じましょう。