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屋根カバー工法の種類と選び方?費用や業者選びのポイントも解説

塗り替えコラム 2025.07.13 (Sun) 更新

みなさん、こんにちは。

老朽化した屋根、雨漏りが心配…そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
屋根リフォームは、住まいの快適性と資産価値を守る上で重要な決断です。
しかし、様々な工法があり、どれを選べば良いのか迷ってしまうのも事実でしょう。
今回は、屋根リフォームの中でも人気の高い「カバー工法」に焦点を当て、その選び方について解説します。

屋根カバー工法の種類

シングル葺きとは

シングル葺きは、アスファルトで防水加工されたシート状の屋根材を使用する工法です。
軽量で施工が容易なため、カバー工法に適しており、比較的コストを抑えられる点が魅力です。
デザイン性も高く、洋風住宅によく似合います。
ただし、耐久性は他の屋根材と比べて劣るため、定期的なメンテナンスが必要となる場合もあります。

瓦葺きとは

瓦葺きは、粘土やセメントで作られた瓦を葺く伝統的な工法です。
耐久性・耐候性に優れ、日本の風土に合った屋根材として長く親しまれてきました。
カバー工法では、軽量瓦を使用することで既存屋根への負担を軽減できます。
重厚感があり、和風住宅に最適な選択肢です。
ただし、重量があるため、既存屋根の強度確認が重要になります。

金属屋根とは

金属屋根は、ガルバリウム鋼板やアルミなどの金属板を使用する工法です。
軽量で耐久性、耐震性に優れ、近年人気が高まっています。
カバー工法では、既存屋根の上に重ね葺きすることで、コストを抑えつつ、高い耐久性と美観を両立できます。
様々なデザインやカラーバリエーションがあり、住宅の外観を大きく変えることができます。

その他の屋根材

上記以外にも、ジンカリウム鋼板や、セメント瓦など、様々な屋根材があります。
それぞれの屋根材には、特徴やメリット・デメリットがあるため、ご自身の住宅や好みに合わせて最適なものを選ぶことが重要です。

屋根カバー工法の選び方と費用

費用相場と影響要素

カバー工法の費用は、屋根の面積、形状、使用する屋根材、下地補修の必要性などによって大きく異なります。
㎡あたり8,000円~1万円が相場ですが、全体では50万円~150万円程度が一般的です。
複雑な形状の屋根や、下地補修が必要な場合は、費用が高くなる傾向があります。
足場代も別途必要となるため、見積もり時に確認が必要です。

メリットデメリット比較

カバー工法のメリットは、既存屋根の撤去が不要なため、工期が短く、費用を抑えられることです。
また、アスベスト除去の手間や費用も削減できます。
さらに、断熱性や遮音性も向上する効果があります。
一方、デメリットとしては、火災保険の適用が難しい場合があること、耐震性が若干低下する可能性があること、全ての屋根材に対応できるわけではないことなどが挙げられます。

業者選びのポイント

業者選びは、屋根リフォームの成功を左右する重要な要素です。
依頼前にしっかりと見積もりを取り、費用だけでなく、施工実績、保証内容、アフターサービスなどを比較検討することが大切です。
専門知識を持つ業者を選び、疑問点や不安な点を解消してから契約しましょう。
信頼できる業者を選ぶことで、安心してリフォームを進めることができます。

最適な工法の選択基準

最適な工法を選択するには、まず既存屋根の状態を正確に把握する必要があります。
雨漏りや劣化がないか、下地の状態はどうかなどを専門業者に調査してもらうことが重要です。
予算、デザイン、耐久性、耐震性など、ご自身のニーズを明確にして、業者と相談しながら最適な工法を選びましょう。
既存屋根の種類によっては、カバー工法が不向きな場合もあります。

まとめ

屋根カバー工法は、既存屋根の上に新しい屋根材を重ねるリフォーム方法です。
シングル葺き、瓦葺き、金属屋根など様々な種類があり、費用や工期を抑えつつ、断熱性や遮音性を向上させることができます。
しかし、火災保険の適用や耐震性への影響など、デメリットも考慮する必要があります。
最適な工法を選ぶには、既存屋根の状態、予算、デザイン、耐久性などのニーズを明確にし、見積もりを取り、専門業者と相談することが大切です。

ご自身の住宅状況と将来の計画を踏まえ、慎重に検討しましょう。
長く安心して暮らせる住まいづくりを目指しましょう。