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雨樋の塗装手順を解説!塗料の種類や注意点も詳しく説明します!

塗り替えコラム 2024.08.04 (Sun) 更新

雨樋の塗装は、自分でできるDIYの中でも、比較的簡単にできる作業として人気があります。
しかし、実際に作業を始めると、下地処理や塗料選びなど、思わぬところで悩んでしまうことも。
この記事では、雨樋塗装をDIYで行う際に、知っておくべき手順や注意点、塗料の種類などを詳しく解説します。

□雨樋塗装の手順を解説

雨樋の塗装は、適切な手順で行うことで、DIYでも美しく長持ちする仕上がりを実現できます。
この記事では、下地処理から上塗りまで、具体的な工程と注意点などを詳しく解説します。

1:下地処理

雨樋塗装の最初の工程は、下地処理です。
下地処理は、古い塗膜や汚れをしっかりと落とすことで、塗料の密着性を高め、仕上がりの美観を向上させるために非常に重要な工程です。

・高圧洗浄
まずは、高圧洗浄機を使って、雨樋に付着している汚れやゴミを洗い流します。
高圧洗浄を行う際は、水圧が強すぎると雨樋を傷めてしまう可能性があるので、注意が必要です。

・ケレン
高圧洗浄後、雨樋の表面に残っているチョーキングや錆などを、サンドペーパーやワイヤーブラシを使って丁寧に研磨します。
この作業をケレンといい、塗料の密着性を高めるために欠かせません。

2:下塗り

下地処理が終わったら、いよいよ下塗りです。
下塗りは、上塗り材との密着性を高め、塗料の剥がれを防ぐための重要な工程です。
雨樋の素材に合わせて、適切な下塗り材を選びましょう。

・塩化ビニル製雨樋の場合
塩化ビニル製の雨樋には、専用のプライマーを使用します。
プライマーは、塗料の密着性を高め、塗膜の耐久性を向上させる効果があります。

・金属製雨樋の場合
金属製の雨樋には、エポキシ樹脂系のサビ止め塗料を使用します。
サビ止め塗料は、金属の腐食を防ぎ、雨樋の寿命を延ばす効果があります。

3:上塗り

下塗り乾燥後、いよいよ上塗りです。
上塗りは、雨樋の外観を仕上げる工程であり、塗料の色や種類によって、仕上がりが大きく変わります。
雨樋の素材や用途に合わせて、適切な塗料を選びましょう。

・ウレタン塗料
ウレタン塗料は、安価で耐久性もあることから、一般的な雨樋塗装に使用されることが多いです。
しかし、耐用年数が短く、紫外線に弱いため、頻繁に塗り替えが必要になります。

・シリコン塗料
シリコン塗料は、ウレタン塗料に比べて耐久性が高く、紫外線にも強いのが特徴です。
また、汚れが付きにくく、美観を長く保つことができます。

・フッ素塗料
フッ素塗料は、最も高価な塗料ですが、耐久性、耐候性、防汚性に優れており、長期間美観を維持したい場合に最適です。

4:乾燥

上塗り乾燥後、雨樋の塗装は完了です。
乾燥時間は塗料の種類や気温、湿度によって異なりますが、一般的には24時間程度です。
乾燥中は、雨や風、埃などが当たらない場所に雨樋を置いておくようにしましょう。

□雨樋塗装に必要な塗料について

雨樋の塗装には、種類や特徴の異なる塗料があります。
それぞれの塗料の特徴を理解し、雨樋の素材や用途に合わせて適切な塗料を選ぶことが大切です。
ここでは、雨樋塗装に適した塗料の種類や選び方を解説します。

*雨樋塗装に適した塗料の種類

雨樋の塗装に適した塗料は、大きく分けて3種類あります。

1:アクリル塗料

アクリル塗料は、水性塗料で、環境に優しく、臭いが少ないのが特徴です。
また、乾燥時間が短く、作業効率が良いこともメリットです。
ただし、耐候性や耐久性に劣るため、頻繁に塗り替えが必要になります。

2:ウレタン塗料

ウレタン塗料は、アクリル塗料に比べて耐久性があり、耐候性も優れています。
また、価格も比較的安価で、汎用性が高い塗料です。
しかし、乾燥時間が長く、臭いが強いのがデメリットです。

3:シリコン塗料

シリコン塗料は、ウレタン塗料に比べてさらに耐久性が高く、耐候性、防汚性にも優れています。
また、汚れが付きにくく、美観を長く保つことができます。
ただし、価格が高価なのがデメリットです。

*雨樋塗装の塗料選びのポイント

雨樋塗装の塗料を選ぶ際は、以下の点を考慮しましょう。

1:雨樋の素材

雨樋の素材は、塩化ビニル製、金属製、木製の3種類があります。
素材によって、適切な塗料が異なります。

2:雨樋の用途

雨樋の用途によって、求められる性能が異なります。
例えば、頻繁に雨風にさらされる場所に設置する雨樋には、耐候性や耐久性に優れた塗料を選びましょう。

3:価格

塗料の価格は、種類や性能によって大きく異なります。
予算に合わせて、適切な塗料を選びましょう。

4:耐用年数

塗料の耐用年数は、種類によって異なります。
長期間美観を維持したい場合は、耐用年数の長い塗料を選びましょう。

□まとめ

雨樋の塗装は、DIYでもできる作業ですが、適切な手順と知識が必要となります。
この記事では、雨樋塗装の手順、必要な塗料の種類、選び方を詳しく解説しました。
この記事を参考にして、安全に、そして美しく雨樋を塗装してください。

また、もし自分でやるのが難しいと感じた場合には、ぜひ当社までご相談ください。